Iコースでは、整列状態からのβ線を精度よく測定するために特徴ある装置を用います。一つは、ターゲットが回転ローターに付いている点です。ローターを回すことでβ線の観測中は、ビームを当てた部分が検出器の反対側にくるようにします。こうすることで、ターゲットから出てくる雑音となるβ線を計測から除くことができます。もう一つがカウンターの配置です。上下、二つある検出器は、下の図のように四つのカウンターを組み合わせて構成されています。複数のカウンターで同時計測逆同時計測をすることで、ストッパーからのβ線だけを計測できるのです。また、エネルギースペクトルを精度良くとるために、Eカウンターも大型の物を用いています。



Go to II-Course

Back to Clickable Map
Back to index